“土手町”の読み方と例文
読み方割合
どてまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ハイ。それも御座いますが今一つ……現在、花嫁殺しの犯人と目されて、福岡土手町どてまちの未決監に入れられております少年呉一郎の精神鑑定がお願い致したいので……」
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
弘前にってから、五百らは土手町どてまちの古着商伊勢屋の家に、藩から一人いちにん一日いちじつ一分いちぶ為向しむけを受けて、下宿することになり、そこに半年余りいた。船廻しにした荷物は、ほど経てのちに着いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)