“土手下”の読み方と例文
読み方割合
どてした100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶屋ちやゝうらゆく土手下どてした細道ほそみちおちかゝるやうな三あほいでけば、仲之町藝者なかのてうげいしやえたるうでに、きみなさけ假寐かりねとこにとなにならぬ一ふしあわれもふか
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すると停車場の方から提燈をけた男が鉄軌レールの上をつたつて此方こつちへ来る。はなし声ではんじると三四人らしい。提燈の影は踏切りから土手下どてしたへ隠れて、孟宗藪のしたを通る時は、話し声丈になつた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
然程さるほどに大岡殿にはよく直樣すぐさま吉原土手下どてしたの人殺し一でう調しらべとなり其人々には駈込訴人かけこみそにんこく町二丁目甚兵衞だな六右衞門方同居久八右久八伯父をぢ六右衞門久八元主人神田三河町伊勢屋五兵衞代金七富澤町甲州屋吉兵衞等なり越前守殿久八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)