“上手下手”の読み方と例文
読み方割合
じょうずへた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕が畜生とまでぎつけた女にそんな優しみがあるのかと、上手下手じょうずへたを見分ける余裕もなく、僕はただぼんやり見惚みとれているうちに
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
もとより刀剣の胎生たいせいに大切なところで、これによって鋭利凡鈍ぼんどんも別れれば、また鍛家の上手下手じょうずへたもきまろうというのだが。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
同じ谷渡りや高音にも節廻ふしまわしの上手下手じょうずへた余韻よいんの長短等さまざまであるから良き鶯をることは容易にあらず獲れば授業料のもうけがあるので価の高いのは当然である。
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)