“土手三番町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どてさんばんちょう50.0%
どてさんばんちやう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、すくなからず愛惜あいじゃくの念を生じたのは、おなじ麹町こうじまちだが、土手三番町どてさんばんちょうすまった頃であった。春も深く、やがて梅雨つゆも近かった。……庭に柿の老樹が一株。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
土手三番町どてさんばんちょうの事を言った時、の花垣をなどと、少々調子に乗ったようだけれど、まったくその庭に咲いていた。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
先年せんねん麹町かうぢまち土手三番町どてさんばんちやう堀端寄ほりばたよりんだ借家しやくやは、ひど濕氣しけで、遁出にげだすやうに引越ひつこしたことがある。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)