“みせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
味線50.0%
弥山25.0%
御山25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とげ翌朝泉岳寺へ引取けるに大勢の見物は雲霞うんかの如く忽ち四方に評判聞えけりこゝに庄左衞門がいもうと美麗びれいにして三味線みせんなどよくひくゆゑ品川の駿河屋何某のもとへ縁付けるに庄左衞門が父十兵衞は古稀こきに近くこしは二重に曲居まがりゐるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
また、弥山みせんのぼりの展望の大きいことだの、管絃祭やら、百八燈籠の行事だの、耳には聞きながら、ぼくの眼は、疑うわけでもないが、ほんとに笹はないのかしら、と道ばたばかり見まわしていた。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御山みせんの神聖を守護して不浄の凡俗のこれに近づくを戒め、しばしば奇異を示して不信者の所業を前もってつつしましめようとしていた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)