弥山みせん)” の例文
また、弥山みせんのぼりの展望の大きいことだの、管絃祭やら、百八燈籠の行事だの、耳には聞きながら、ぼくの眼は、疑うわけでもないが、ほんとに笹はないのかしら、と道ばたばかり見まわしていた。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)