御岳山みたけさん)” の例文
旧字:御嶽山
大菩薩峠を下りて東へ十二三里、武州の御岳山みたけさんと多摩川を隔てて向き合ったところに、ゆずのよく実る沢井という村があります。
小仏の背後に高いのが景信山かげのぶやまで、小仏と景信の間に、遠くその額を現わしているのが大菩薩峠のみねであります。転じて景信の背後には金刀羅山こんぴらやま大岳山おおたけさん御岳山みたけさんの山々が続きます。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ほかでもござりませぬ、五日の日の御岳山みたけさんの大試合のことにつきまして……」
その山々を数えて見ると、武州の御岳山みたけさん
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)