“楡木川”の読み方と例文
読み方割合
ゆぼくせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして楡木川ゆぼくせん客死かくし高煦こうこう焦死しょうし、数たると数たらざるとは、道衍袁珙えんこうはいもとより知らざるところにして、たゞ天これを知ることあらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
敵にわずして、軍食ぐんし足らざるに至る。帰路楡木川ゆぼくせんし、急に病みて崩ず。けだし疑うきあるなり
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕王範を垂れて反をあえてし、身さいわいにして志を得たりと雖も、ついに域外の楡木川ゆぼくせんに死し、愛子高煦は焦熱地獄につ。如是果にょぜか如是報にょぜほうかなしいたむ可く、驚く可く嘆ずべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)