“焦死”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがれじに33.3%
しょうし33.3%
やけし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるひはこの縁を切つたなら自分はあの人を忘れかねて焦死こがれじにに死ぬかも知れん。死なんまでも発狂するかも知れん。かまはん! どうならうと切れて了ふ。切れずにくものか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しかして楡木川ゆぼくせん客死かくし高煦こうこう焦死しょうし、数たると数たらざるとは、道衍袁珙えんこうはいもとより知らざるところにして、たゞ天これを知ることあらん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「だって、こう休みなしじゃあ、息もつづきません。どこか木陰で、一ト息つかせておくんなさい。焦死やけしにます」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)