“楡橋門”の読み方と例文
読み方割合
ゆきょうもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうち楡橋門ゆきょうもんへかかった。仰ぐと、驚くべき決意を示した人間がひとり宙にぶら下がっている。さきに下僕が泣き狂って訴えていた王累だ。その王累にちがいない。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わたくの主人王累おうるいが、どうかしてわが君のお心をひるがえそうと、自分の身を縄でくくり、楡橋門ゆきょうもんの上から身をさかさまにして吊り下がりました。お願いです。どうか助けて下さいっ」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)