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ゆぼくせん
而して
楡木川の
客死、
高煦の
焦死、数たると数たらざるとは、道衍
袁珙の
輩の
固より知らざるところにして、たゞ天
之を知ることあらん。
敵に
遇わずして、
軍食足らざるに至る。帰路
楡木川に
次し、急に病みて崩ず。
蓋し疑う
可きある
也。
燕王範を垂れて反を
敢てし、身
幸にして志を得たりと雖も、
終に域外の
楡木川に死し、愛子高煦は焦熱地獄に
堕つ。
如是果、
如是報、
悲む
可く
悼む可く、驚く可く嘆ずべし。