“悼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いた89.4%
くや7.4%
いたま1.1%
いたは1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝ラヴィーナを失はじとて身を殺し、今我を失ひたまへり、母上よ、かの人の死よりさきに汝の死をいたむものぞ我なる。 三七—三九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
実は母が八十の高齢で遂に昨日死んだとのくやごと、釜貞は仏前へ差出す一物もなく、まして非常の際に無心に来たとも言はれもせず、茫然自失のていであつた。
名工出世譚 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あげられしにぞ私し始め皆々ソレとつて馳付はせつき候ひしにおいたましや深何ヶ所もおひ給ひ御養生ごやうじやうかなふべくも候はず其時喜内樣には私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立出たちいで江戸へ參り候由に付あと追來おひきた何卒なにとぞいま母や弟に對面たいめんいたたく江戸中をさが歩行あるきうちかく仕合しあはせゆゑおとゝが無實のつみおちいる事のいたはしく殊更ことさらはゝは旅籠屋にて病氣の由うけたまはりしにより何卒なにとぞおとゝを助け母に孝行かうかう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
例の老夫は頭をり悼りつぶやけり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)