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悼辞
ふりがな文庫
“悼辞”のいろいろな読み方と例文
旧字:
悼辭
読み方
割合
くやみ
50.0%
とうじ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くやみ
(逆引き)
他
(
ひと
)
から鄭重に
悼辞
(
くやみ
)
を言はれると、
奈何
(
どう
)
して俺は左程悲しくないだらうと、それが却つて悲しかつた事もある。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
滑稽
(
こっけい
)
なことはその翌日、
壬生寺
(
みぶでら
)
で、昨夜殺された芹沢鴨の葬式があったが、その
施主
(
せしゅ
)
が近藤勇であったこと。勇は平気な面をして、自分が先に立って焼香もすれば人の
悼辞
(
くやみ
)
も受ける。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
悼辞(くやみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
とうじ
(逆引き)
たとえば、妙恵の追善にしても、その
諷誦文
(
ふうしょうぶん
)
(
悼辞
(
とうじ
)
)は、自身が親しく筆をとっていた。その文は「歴代鎮西要略」にあるが、ここでは略す。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
能勢五十雄は、中学を卒業すると間もなく、
肺結核
(
はいけっかく
)
に
罹
(
かか
)
って、物故した。その
追悼式
(
ついとうしき
)
を、中学の図書室で挙げた時、制帽をかぶった能勢の写真の前で
悼辞
(
とうじ
)
を読んだのは、自分である。
父
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
悼辞(とうじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
悼
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
辞
常用漢字
小4
部首:⾟
13画
“悼”で始まる語句
悼
悼王
悼亡
悼歌
悼惜
悼詞
悼辭
悼ましき花嫁
“悼辞”のふりがなが多い著者
中里介山
石川啄木
吉川英治
芥川竜之介