“施主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せしゅ58.8%
せしゆ41.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その施主せしゅが旅行中であったにしても、ないにしてもやむを得ないが、同行の一隊の者が全く素人しろうとであったことが悲しいことでした。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その日のお施主せしゅ側は、以前もと青鞜社せいとうしゃの同人たちだった。平塚ひらつからいてう、荒木郁子あらきいくこという人たちが専ら肝入きもいやくをつとめていた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
庭中ていちゆう池のほとりに智勇の良将宇佐美駿河守刃死じんし古墳こふんりしを、先年牧之老人施主せしゆとしてあらた墓碑ぼひたてたり。不朽ふきう善行ぜんぎやうといふべし。
これからたくかへつて支度したくをしてうち長家ながやの者も追々おひ/\くやみにる、差配人さはいにん葬式さうしき施主せしゆ出来できたのでおほきに喜び提灯ちやうちんけてやつてまゐ
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)