-
トップ
>
-
平塚
その日のお
施主側は、
以前の
青鞜社の同人たちだった。
平塚らいてう、
荒木郁子という人たちが専ら
肝入り
役をつとめていた。
一里九町走って
程ガ
谷の宿。二里九町走って
戸塚。さらに二里飛ばして
藤沢。よつや、
平塚と走りつけてこの間が二里半。
大磯、小田原と宿継ぎに飛ばして、ここが四里。
ほとんど
治すべからざるに至り、
時々狂気じみたる挙動さえ
著しかりければ、知友にも勧誘を乞いて、鎌倉、
平塚辺に静養せしむべしと、その用意おさおさ
怠りなかりしに