“藤沢”の読み方と例文
旧字:藤澤
読み方割合
ふじさわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて藤沢ふじさわから車で帰った時であります。大仏の表の方に湧いている清水を、車夫はちょっと梶棒を下ろしてうまそうに飲みました。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「まだ来ないようだ。——来なくって仕合せさ。僕は藤沢ふじさわにひっぱられて来たもんだから、もうかれこれ一時間ばかり待たされている。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
第一日が神奈川かながわ泊まり、第二日が藤沢ふじさわ、第三日が小田原、第四日に至って初めて箱根に入り込むというのであるから、往復だけでも七、八日はかかる。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)