“暗記”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんき45.5%
そら27.3%
そらん27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おな不正ふせいくわだてるのならば、百三十六麻雀牌マアジヤンパイ背中せなかたけ木目もくめ暗記あんきするなどは、その努力感どりよくかんだけでもぼくにはむし氣持きもちがいい。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
ズットのちになって船体検査なんかが来ると自分で機械の側へ立って、何百という数字を暗記そらでペラペラ並べるんだから、計算した本人が舌をいちまう。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
京橋日本橋から芝の一区域へかけては眼をつぶっても歩かれるほど町々を暗記そらんじていた彼にも、もう神田へ入るとたまにしか歩いて見ない東京があった。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)