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そらん
ふりがな文庫
“そらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
諳
35.6%
疎懶
20.0%
暗誦
17.8%
暗記
6.7%
誦
6.7%
暗
4.4%
諳記
4.4%
素覧
2.2%
暗詠
2.2%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諳
(逆引き)
先生は女が髪を直す時の千姿万態をば、そのあらゆる場合を通じて
尽
(
ことごと
)
くこれを秩序的に
諳
(
そらん
)
じながら、なお飽きないほどの熱心なる観察者である。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そらん(諳)の例文をもっと
(16作品)
見る
疎懶
(逆引き)
もとは自分の一時の
疎懶
(
そらん
)
ゆえと後悔したが、もはや追付かず、表向きに顔を出すことが出来ぬ身になり、その後、金平のお金という女と夫婦になり
鳴雪自叙伝
(新字新仮名)
/
内藤鳴雪
(著)
そらん(疎懶)の例文をもっと
(9作品)
見る
暗誦
(逆引き)
否々
(
いないな
)
、もっと深いものがありそうにも思われた。で、いつかそれを
暗誦
(
そらん
)
じ、それを自分の息として、朗々吟誦することにより、老公のたましいへ触れようとした。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そらん(暗誦)の例文をもっと
(8作品)
見る
▼ すべて表示
暗記
(逆引き)
彼女はこれまで、旅行好な
舅
(
しゅうと
)
や夫に
随
(
つ
)
いて、大抵
他
(
ひと
)
の遊びに行くような場所へは行っていた。内地にある温泉地、海水浴場のさまなぞも、多く
暗記
(
そらん
)
じていた。
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そらん(暗記)の例文をもっと
(3作品)
見る
誦
(逆引き)
鶴見は姉と肩をならべながら、『新体詩歌』の中の自由の歌やハムレットの独白なんぞを
誦
(
そらん
)
じて、街頭を歌って歩いた。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
そらん(誦)の例文をもっと
(3作品)
見る
暗
(逆引き)
その何のためにせしやを知らず、血気に任せて
行
(
ふるま
)
いたりし事どもは、今に到りて
自
(
みず
)
からその意を
了
(
りょう
)
するに
困
(
くるし
)
むなり。昼間黒壁に
詣
(
いた
)
りしことは両三回なるが故に、地理は
暗
(
そらん
)
じ得たり。
黒壁
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そらん(暗)の例文をもっと
(2作品)
見る
諳記
(逆引き)
私が姉の家に居る頃、あそこの
祖母
(
おばあ
)
さんが時々なぐさみに琴を鳴らしたことを貴女に御話しましたらう。小さな甥までが
謠曲
(
うたひ
)
の一ふしぐらゐは
諳記
(
そらん
)
じて居ることを御話しましたらう。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そらん(諳記)の例文をもっと
(2作品)
見る
素覧
(逆引き)
初しぐれ
爰
(
ここ
)
もゆみその匂ひかな
素覧
(
そらん
)
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
羽織
(
はおり
)
著た
禰宜
(
ねぎ
)
の指図や梅の垣
素覧
(
そらん
)
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
そらん(素覧)の例文をもっと
(1作品)
見る
暗詠
(逆引き)
竹下は、奇妙な文句を
暗詠
(
そらん
)
じながら物々しく筆を執つて“
The Coming of St. Authony
(
オーソニーもやつてきた
)
”と書いて性急な咳払ひを続けた。
南風譜
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
そらん(暗詠)の例文をもっと
(1作品)
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