諳記そらん)” の例文
そのなき声をきいただけでもすぐに言い当てるほど多くの鳥の名を諳記そらんじていて、山林の枯れ痛み、風折れ、雪折れ、あるいは枝卸しなどのことには精通していた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私が姉の家に居る頃、あそこの祖母おばあさんが時々なぐさみに琴を鳴らしたことを貴女に御話しましたらう。小さな甥までが謠曲うたひの一ふしぐらゐは諳記そらんじて居ることを御話しましたらう。