“もくろみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目論見75.9%
計画7.2%
目論6.0%
目算4.8%
企画2.4%
企劃1.2%
目企1.2%
目的1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、 最初(さいしよ)の一瞬間(いつしゆんかん)に於(おい)て非常(ひじよう)の地震(ぢしん)なるか否(いな)かを判斷(はんだん)し、機宜(きゞ)に適(てき)する目論見(もくろみ)を立(た)てること、但(たゞ)しこれには多少(たしよう)の地震知識(ぢしんちしき)を要(よう)す。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
小作人のあるものは、「ひよつとしたら、若旦那の計画(もくろみ)がうまく成功するやうな事になるのではないか。」などと、愚かな心配をしながら囁(さゝや)き合つたりした。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
しかし、あの遺言書では、その考えはハイドという男の陰険な入れ知恵から出ていたのであった。それは全く余りにも明白な怖ろしい目論(もくろみ)をもってそこに揷入されたのだ。
その癖親方が怖(こわ)いものだから、途中で待ち合せて、いっしょに連れて帰ろうと云う目算(もくろみ)である。自分は石へ腰を掛けて薄笑いをしているこの案内の頭の上へ唾液(つばき)を吐きかけてやろうかと思った。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お島は順吉にそうも言って、この頃考えている自分の企画(もくろみ)をほのめかした。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「ここへみっしり木を入れて、この町の公園にしようてえのが、あの人の企劃(もくろみ)なんだがね。金のかかる仕事だから、少し景気が直ってからでないと……」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
小野田はそう言って、この頃から考えていた自分の平易で実行し易(やす)いような企劃(もくろみ)をお島に話した。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「目算どおりにゆかぬのが合戦だからな。一日の生活ですら、ゆうべの考えも今朝変り、今朝の目企(もくろみ)が昼にはかえさせられる。殊に中国平定の業は前途まだ遼遠(りょうえん)……」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日の丸の旗を立って大船一艘(ぱい)、海産物積んで、乗出いて、一花咲かせる目的(もくろみ)でな、小舟町へ商会を開いた当座、比羅(びら)代りの附合で、客を呼ぶわ、呼ばれもしたので、一座に河岸の人が多かったでな。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)