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目算
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もくろみ
ふりがな文庫
“
目算
(
もくろみ
)” の例文
併し夫れには或る何等かの
邪
(
よこしま
)
の
目算
(
もくろみ
)
が胸にあって、その目算を果そう為、接近いているのではあるまいかと、疑われるような節があった。
高島異誌
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
その癖親方が
怖
(
こわ
)
いものだから、途中で待ち合せて、いっしょに連れて帰ろうと云う
目算
(
もくろみ
)
である。自分は石へ腰を掛けて薄笑いをしているこの案内の頭の上へ
唾液
(
つばき
)
を吐きかけてやろうかと思った。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
などと紋太郎は職人相手に無邪気な話をするのであったが、心のうちにはちゃあんとこの時一つの
目算
(
もくろみ
)
が出来上がっていた。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
さて
手前
(
てめえ
)
をどうしようかなア、ちゃあアんとおれには
目算
(
もくろみ
)
がある。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“目算”の意味
《名詞》
目算(もくさん)
目で見てつけたおおよその見当。目分量。
予定。もくろみ。見積もり。
(出典:Wiktionary)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
算
常用漢字
小2
部首:⽵
14画
“目算”で始まる語句
目算立
目算通
目算違