“使僕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こもの55.6%
しもべ22.2%
めしつかい22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主馬之進と勘兵衛と、覆面の武士と屋敷の使僕こものたちが、こっちへ走って来る姿であった。二人は腹背に敵を受け、進退まったくきわまった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
桂子は可愛らしい百姓娘、右衛門はその父親、袈裟太郎はその使僕しもべ——そんな風に身をやつしていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
歴史と伝説いいつたえ罪悪つみ栄誉ほまれとで、長年蔽われていたこの屋敷には、主人夫婦や寄宿人かかりうどや、使僕めしつかいや小作人の家族たちが、三十人近くも住んでいるのであった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)