トップ
>
祐
>
たす
ふりがな文庫
“
祐
(
たす
)” の例文
辞世の歌の「限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風」の一章は誰しも
感歎
(
かんたん
)
するが実に
幽婉
(
ゆうえん
)
雅麗で、時や
祐
(
たす
)
けず、天
吾
(
われ
)
を
亡
(
うしな
)
う
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
顓頊
(
せんぎょく
)
道ならず、我が
后
(
きみ
)
に抗し、我が后は自らこれに天罰を加えるために、郊で戦われたが、天は徳を
祐
(
たす
)
けず、我が軍隊は敗走致しました……」
不周山
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
「人は悪い願いをかけるものではない。しかし私はおまえを
祐
(
たす
)
けて、お前が人手にかからないように救ってやるぞ」
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「兄弟二人を祐る」とは、玄俊は家に女子が無いので、
赤子
(
せきし
)
を兄に託して祐けられ、兄瑞仙は男子が無いので、貞之介の祐二を獲て
祐
(
たす
)
けられたと云ふ意であらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「我は伊東頼母、先夜は府中武蔵屋で、むざむざ取り逃がしたが、再度ここで巡り合ったは天の
祐
(
たす
)
け! 父親の敵、今度こそは
遁
(
の
)
がしはせぬ! 出て来て勝負を致せ!」
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
など、押し問答している所へ、天の
祐
(
たす
)
けか、師匠の姿が見えました。
幕末維新懐古談:33 蠑螺堂百観音の成り行き
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「この岩もしも上らぬものなら、五体を岩に打ちつけて、
微塵
(
みじん
)
になさん」覚悟を極わめ、
焔
(
ほのお
)
の
呼吸
(
いき
)
を吐きながら持ち上げ持ち上げするほどに、神の
祐
(
たす
)
けか
変化
(
へんげ
)
の
業
(
わざ
)
か、さしも動かぬ大岩が
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「天の
祐
(
たす
)
けというものでしょう」
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
祐
漢検準1級
部首:⽰
9画
“祐”を含む語句
祐助
祐筆
天祐
祐天上人
則祐
祐天
祐輔
祐信
祐経
祐定
御祐筆
祐天和尚
祐親
宗祐
後藤祐乗
祐吉
天正祐定
祐成
祐森
伊東祐親
...