たす)” の例文
そのうえ死者もし知る事なくんばその血を鐘に塗りて何の益あろうか、万一死者にして知るあらばわれは敵をたすくるはずがない。
(礼にそむくわけには行かない。しかし、無道の人に招かれて、たとい一日たりともこれをたすけるのは士の道でない。況んや策を以て乗じられるに於てをやである。)
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)