球燈きゆうとう)” の例文
船室キヤビン中央ちゆうわうつるしてある球燈きゆうとうひかり煌々くわう/\かゞやいてるが、どうも其邊そのへんなに魔性ませうでもるやうで、空氣くうきあたまおさへるやうにおもく、じつ寢苦ねぐるしかつた。
つゞいて一點いつてんまた一點いつてん都合つがふ七隻しちせき奇怪きくわいなるふね前檣ぜんしやうたか球燈きゆうとうかゝげて、長蛇ちやうだれつをなしてあらはれてた。
武村兵曹たけむらへいそうまへおなやうそのとびら押開おしひらくと、同時どうじにサツと射込さしこひかりうたがひもない、とびら彼方かなたあかるいところだ、兵曹へいそうはプツと球燈きゆうとう吹消ふきけす、途端とたんに、櫻木大佐さくらぎたいさわたくしむか