“輝々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きらきら42.9%
きき28.6%
きら/\14.3%
こうごう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
緋のはかま穿いても居なけりや、掻取かいどりを着ても届ない、たゞ、輝々きらきらした蒔絵まきえものがそろつて、あたりは神々こうごうしかつた。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
次第に夜の明くるに従って月の光の薄らぐと同時に南方雪山の頂には暁の星が輝々きき煌々こうこうと輝いて、その光が湖面に反射して居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
上川原野かみかはげんやを一目に見て、旭川の北方に連壘の如く蟠居ばんきよして居る。丘上は一面水晶末の樣な輝々きら/\する白砂、そろそろ青葉のふちを樺に染めかけた大きな檞樹かしはのきの間を縫うて、幾條の路がうねつて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
「それが一層輝々こうごうしい眺めとなって、見えるじゃないか!」
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)