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引歪
ふりがな文庫
“引歪”の読み方と例文
読み方
割合
ひきゆが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきゆが
(逆引き)
広間の
燈影
(
ひかげ
)
は入口に立てる
三人
(
みたり
)
の姿を
鮮
(
あざや
)
かに照せり。色白の
小
(
ちひさ
)
き内儀の口は
疳
(
かん
)
の為に
引歪
(
ひきゆが
)
みて、その夫の
額際
(
ひたひぎは
)
より
赭禿
(
あかは
)
げたる
頭顱
(
つむり
)
は
滑
(
なめら
)
かに光れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
お利榮に取つては、此若くて美しくて、惱ましくさへあるお安の存在は、相當不愉快なものらしく、斯う話し乍らも、
醜
(
みにく
)
い顏が異樣に
引歪
(
ひきゆが
)
みます。
銭形平次捕物控:165 桐の極印
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
皆血相の変った
引歪
(
ひきゆが
)
んだ顔ばかりで、醜態、狼狽、叫喚、大叫喚の
活地獄
(
いきじごく
)
だ。その上から非常汽笛が真白く、モノスゴク、
途切
(
とぎ
)
れ途切れに鳴り響くのだ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
引歪(ひきゆが)の例文をもっと
(15作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
歪
漢検準1級
部首:⽌
9画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引歪”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
夢野久作
島崎藤村
野村胡堂