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香合
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こうごう
ふりがな文庫
“
香合
(
こうごう
)” の例文
それからその前お茶の手前が上がったとおっしゃって、下すったあの
仁清
(
にんせい
)
の
香合
(
こうごう
)
なんぞは、石へ
打
(
ぶ
)
つけて
破
(
こわ
)
してしまうからいいわ。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
蒔絵
(
まきえ
)
の金銀のくもりを
拭清
(
ふききよ
)
むるには如何にせばよきや。
堆朱
(
ついしゅ
)
の盆
香合
(
こうごう
)
などその
彫
(
ほり
)
の間の塵を取るには如何にすべきや。盆栽の梅は
土用
(
どよう
)
の
中
(
うち
)
に
肥料
(
こやし
)
やらねば来春花多からず。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
思うままの地金を使って、実物の
大
(
おおき
)
さ、姫瓜、烏瓜ぐらいなのから、小さなのは
蚕豆
(
そらまめ
)
なるまで、品には、床の置もの、
香炉
(
こうろ
)
、
香合
(
こうごう
)
、釣香炉、
手奩
(
てばこ
)
の
類
(
たぐい
)
。黄金の
無垢
(
むく
)
で、
簪
(
かんざし
)
の玉を
彫
(
きざ
)
んだのもある。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
衣帯正しく端然として膝に手を
支
(
つ
)
いて
熟
(
じっ
)
ともの思いに沈んだが、
借
(
かり
)
ものの経机を
傍
(
そば
)
に引着けてある上から、そのむかしなにがし
殿
(
でん
)
の庭にあった梅の古木で刻んだという、
渠
(
かれ
)
が
愛玩
(
あいがん
)
の
香合
(
こうごう
)
を取って
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“香合”の解説
香合(こうごう)とは、香を収納する蓋付きの小さな容器。茶道具の一種であり、また仏具の一種でもある。香蓋とも書かれるが当て字。また合子(ごうす、ごうし)ともいう。
(出典:Wikipedia)
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“香”で始まる語句
香
香具師
香気
香港
香炉
香華
香奠
香花
香水
香爐