神々かみがみ)” の例文
もっとくわしくいうと、男女なんによ両柱ふたはしら神々かみがみがそれぞれ御分霊ごぶんれいし、その二つが結合けつごうして、ここに一つの独立どくりつした身魂みたまつくられたのでございます。
やがて、かれらのれつがあるたか広場ひろばたっしたときに、かつて天上てんじょう神々かみがみたちよりほかにはられていなかった芸当げいとうをして、きょうじたことでありましょう。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、かなたでよろこぶ群集ぐんしゅうの声々、八百万やおよろず神々かみがみ神楽かぐらばやしのように、きょうたもうやと思われるばかりに聞える。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
結構な御薬おくすりの採れます場所は、また御守護の神々かみがみ仏様ほとけさまも、出入ではいりをおめ遊ばすのでございましょうと存じます。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かしよ、ほろんだ神々かみがみに向つて輝きわたる榮光えいくわうの波、おそろしく大きな足のえみし、光と血の岩。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
おお、神々かみがみ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
産土うぶすな神々かみがみもうすにおよばず、八幡様はちまんさまでも、住吉様すみよしさまでも、ただしはまた弁財天様べんざいてんさまのような方々かたがたでも、その御本体ごほんたいことごとくそうでないものはございませぬ。
神殿しんでん神々かみがみさま! このおやしろにまつられてある神々さま。おいらはそれがなんという名の神さまだか知りませんが、どうぞこの目をなおしてください。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女神めがみは、いそいでりました。そして、このことを神々かみがみに、げました。
海の踊り (新字新仮名) / 小川未明(著)
光る神々かみがみ
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
竜神りゅうじんというのはくちえばもと活神いきがみ、つまり人間にんげん現世このよあらわれるまえから、こちらの世界せかいはたらいている神々かみがみじゃ。
乞食になっても、盲になっても、この竹童ちくどうの心は八神殿しんでん神々かみがみさまや、弓矢八幡ゆみやはちまんがご照覧しょうらんある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世間せけん神々かみがみ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)