“小袖幕”の読み方と例文
読み方割合
こそでまく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「上野は筋の良い客が居るから、たまには小袖幕こそでまくから呼込まれるやうな都合にならないものでもあるまいと思つてやつて來ると——」
銭形平次捕物控:167 毒酒 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
おしずとおゆうさんとの違いは何よりもおしずにそういう芝居気のないところにあったと申しますのでござりまして裲襠うちかけを着て琴をひいたり小袖幕こそでまくのかげにすわって腰元に酌を
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)