斑点ほし)” の例文
旧字:斑點
黒い斑点ほしのある、美しい赤色のてんとうむしは、さうなる前には、瓦色をして、小さな棘の一杯生えた、そして木虱を非常に好きな、醜い虫だ。
其の幼虫は、白い斑点ほしのある黒いビロオドのやうな虫だ。その虫もやはり硬い毛と針を持つてゐる。これは繭はつくらない。その蛹は金のやうに光つた帯で飾られてゐる。
それでおしまひか?と云ふに、どうしてどうして! まだ瓢虫てんとうむしといふのがある。それは円くて赤い虫で、黒い幾つもの斑点ほしがある。大変気持のいゝ虫で、無邪気な様子をしてゐる。