トップ
>
袖垣
ふりがな文庫
“袖垣”の読み方と例文
読み方
割合
そでがき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そでがき
(逆引き)
さて、濡縁なりで、じかに障子を、その細目にあけた処へ、裾がこぼれて、
袖垣
(
そでがき
)
の
糸薄
(
いとすすき
)
にかかるばかり、四畳半一杯の
古蚊帳
(
ふるがや
)
である。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
袖垣
(
そでがき
)
のあたりの
萩叢
(
はぎむら
)
を割って、ぬうッと、誰やら
頬被
(
ほおかむ
)
りをした男の影が、中腰に立ち、こなたの書院の明りに、顔をさらして見せた。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こっちの
手水鉢
(
ちょうずばち
)
の
側
(
かたわら
)
にある
芙蓉
(
ふよう
)
は、もう花が
疎
(
まばら
)
になったが、向うの、
袖垣
(
そでがき
)
の外に植えた
木犀
(
もくせい
)
は、まだその甘い匂いが衰えない。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
袖垣(そでがき)の例文をもっと
(31作品)
見る
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
垣
常用漢字
中学
部首:⼟
9画
“袖”で始まる語句
袖
袖口
袖無
袖乞
袖畳
袖屏風
袖摺
袖褄
袖手
袖萩
“袖垣”のふりがなが多い著者
九鬼周造
徳田秋声
蒲 松齢
樋口一葉
谷崎潤一郎
林不忘
吉川英治
国木田独歩
永井荷風
佐々木味津三