“世辞屋”の読み方と例文
読み方割合
せじや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてこの世辞屋せじや角店かどみせにして横手よこてはう板塀いたべいいたし、赤松あかまつのヒヨロに紅葉もみぢ植込うゑこみ、石燈籠いしどうろうあたまが少し見えるとこしらへにして、其此方そのこなた暖簾のれんこれくゞつてなか這入はいると
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
エヽわつし歌舞伎座かぶきざ武田屋たけだやかねてえもんでがすが、ねえさんにしかられるんで、おめえのやうに茶屋ちやや消炭けしずみをしてながら、さう世辞せじくツちやアやうがねえから、世辞屋せじやさんへでもつて
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
じつ何御商法なにごしやうはふをなさるのかとかんがへてゐました、なかにはれは無職業しもたやさんや、ナニさうぢやない質屋しちやさんやなどうて色々いろ/\うはさうてやひやりましたが、うも世辞屋せじやさんとは恐入おそれいつたもんです
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)