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御世辞
ふりがな文庫
“御世辞”の読み方と例文
旧字:
御世辭
読み方
割合
おせじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おせじ
(逆引き)
すると客は、なにおれの前へ出た時だけ
御世辞
(
おせじ
)
を云ってくれりゃそれで
嬉
(
うれ
)
しいんだ、蔭で何と云ったって聞えないから構わないと答えていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
唯経験を積んだ
御世辞
(
おせじ
)
のいい開業医に過ぎない事を知っていたので、新来の岸山先生の簡単な診察ぶりと
愛想気
(
あいそっけ
)
のない態度についてはかえって学者にふさわしいような気もした所から
寐顔
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
笑いながら
御世辞
(
おせじ
)
を云ったが、電報も打たず、いつ着くとも知らせなかった余の到着を、いくら
権威赫々
(
けんいかくかく
)
たる総裁だって予知し得る道理がない。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御世辞(おせじ)の例文をもっと
(8作品)
見る
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
辞
常用漢字
小4
部首:⾟
13画
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