トップ
>
おせじ
ふりがな文庫
“おせじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
御世辞
80.0%
御世辭
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御世辞
(逆引き)
笑いながら
御世辞
(
おせじ
)
を云ったが、電報も打たず、いつ着くとも知らせなかった余の到着を、いくら
権威赫々
(
けんいかくかく
)
たる総裁だって予知し得る道理がない。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「なるほど面白いですなあ」と正直な兄までさも感心したらしく
御世辞
(
おせじ
)
を余儀なくされていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
おせじ(御世辞)の例文をもっと
(8作品)
見る
御世辭
(逆引き)
「
本當
(
ほんたう
)
にね。
兄
(
にい
)
さんにさへ
御金
(
おかね
)
があると、
何
(
ど
)
うでもして
上
(
あ
)
げる
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るんだけれども」と、
御世辭
(
おせじ
)
でも
何
(
なん
)
でもない、
同情
(
どうじやう
)
の
意
(
い
)
を
表
(
へう
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
社會的
(
しやくわいてき
)
に
觀察
(
くわんさつ
)
すれば、
嫁
(
よめ
)
にもらひ
手
(
て
)
のない
女文士
(
をんなぶんし
)
の
救濟家
(
きうさいか
)
(この一
句
(
く
)
、
失言
(
しつげん
)
、
取消
(
とりけ
)
し。こんな
事
(
こと
)
もあらうかと、
初
(
はじ
)
めに、
皆
(
みな
)
美人
(
びじん
)
だと、
御世辭
(
おせじ
)
をいつておいたのだが)
長谷川時雨が卅歳若かつたら
(旧字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
所
(
ところ
)
が
今日
(
けふ
)
歸
(
かへ
)
りを
待
(
ま
)
ち
受
(
う
)
けて
逢
(
あ
)
つて
見
(
み
)
ると、
其所
(
そこ
)
が
兄弟
(
きやうだい
)
で、
別
(
べつ
)
に
御世辭
(
おせじ
)
も
使
(
つか
)
はないうちに、
何處
(
どこ
)
か
暖味
(
あたゝかみ
)
のある
仕打
(
しうち
)
も
見
(
み
)
えるので、つい
云
(
い
)
ひたい
事
(
こと
)
も
後廻
(
あとまは
)
しにして、
一所
(
いつしよ
)
に
湯
(
ゆ
)
になんぞ
這入
(
はい
)
つて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
おせじ(御世辭)の例文をもっと
(2作品)
見る