“空世辞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からせじ66.7%
そらせじ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真面目な平凡なお愛想より、気の利いた空世辞(からせじ)のほうがましだとさえ思った。もう諦めてはいるものの、彼女は、また何かを乞い求めるように見えた。
円転滑脱ぶりが余りに傍若無人に過ぎていた。海に千年、山に千年の老巧手だれの交際上手であったが、人の顔色を見て空世辞(からせじ)追従笑(ついしょうわら)いをする人ではなかった。
しみじみ歎息(たんそく)した、第一盆(ぼん)を持って女中が坐睡(いねむり)をする、番頭が空世辞(そらせじ)をいう、廊下(ろうか)を歩行(ある)くとじろじろ目をつける、何より最も耐(た)え難(がた)いのは晩飯の支度(したく)が済むと、たちまち灯(あかり)を行燈(あんどん)に換(か)えて
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(お泊(とま)りは何方(どちら)ぢやな、)といつて聞(き)かれたから、私(わたし)は一人旅(ひとりたび)の旅宿(りよしゆく)の詰(つま)らなさを、染々(しみ/″\)歎息(たんそく)した、第一(だいいち)盆(ぼん)を持(も)つて女中(ぢよちう)が坐睡(ゐねむり)をする、番頭(ばんとう)が空世辞(そらせじ)をいふ、廊下(らうか)を歩行(ある)くとじろ/\目(め)をつける
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)