“歌舞伎座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぶきざ89.5%
かいりょうざ5.3%
こびきちょう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また時々は夫人に芝居しばい見物をすすめて、『歌舞伎座かぶきざ団十郎だんじゅうろう、たいそう面白いと新聞申します。あなた是非に参る、と、話のお土産』
歌舞伎座かいりょうざが大入ですとさ、姉さん御覧なすってと小歌が云う、そうだって見たいのねえと婢が云う、それから両女ふたりは話が栄え、蠣浜橋かきはまばしへ毎日お参りに行く事、髪結を取替た事
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
歌舞伎座こびきちょうのすっぽんから糶上せりあがりそうな美しいんだから、驚きましたの何のって、ワッともきゃっともまさかに声を上げはしませんが、一番生命いのちがけで、むっくり起上ると、フイと背後向うしろむきになって
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)