“こびきちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木挽町96.2%
森田座1.9%
歌舞伎座1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おばさんが、木挽町こびきちょうだなんて教えたから、とんだ廻り道をしちまったじゃないか。あそこは蔵屋敷くらやしきで、住居すまいは麻布村のくぼだぜ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
血はった血、おろか千万なこのつくり十五郎は、まぎれもなく昼間森田座こびきちょうで見かけたあの黒鍬組の小侍のひとりなのです。
あすならなお幸い、小芳とふたりで森田座こびきちょうへ行くことになっているから、じゃ御一緒にあんたも芝居見はどうでござんすと言ったら大よろこびさ。朝早く起きぬけにこっちへやって来ると言ったよ
歌舞伎座こびきちょうのすっぽんから糶上せりあがりそうな美しいんだから、驚きましたの何のって、ワッともきゃっともまさかに声を上げはしませんが、一番生命いのちがけで、むっくり起上ると、フイと背後向うしろむきになって
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)