“かぶきざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
歌舞伎座100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこを出て、ぶらぶら歌舞伎座かぶきざの前まで行って、絵看板を見て、さて、それからまた新富町の研究所へ引返した。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
猿廻さるまわしに来た。此は呂昇のがらにも無いし、連れ弾もまずいし、大隈おおすみを聞いた耳には、無論物足らぬ。と思いつゝ、十数年前の歌舞伎座かぶきざが不図眼の前に浮んだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
するとちょうどその日は庸三も、田舎で世話になった葉子の母親に、歌舞伎座かぶきざを見せることになっていて、無論葉子も同行するはずで、三枚切符を買ってあった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)