“両女”の読み方と例文
旧字:兩女
読み方割合
ふたり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫は直々じき/\両女ふたりにお問成といなされば分ります、う云う事になって見ますと何気なく二人をまねいたのが天の助けでゞも有たのかと思います
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
両女ふたりは人目に触れないで二階へ上ることができました。お君は、先に立ってその一室の障子を細目にあけて中を見入り
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その両女ふたりを取巻いて、磯くさい人間ども、幾人ともわかりません——悪魚の群のようなのが、飢えた目をして、今にもいどみかかりそうなけしき。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)