宗長そうちょう)” の例文
明応八年にはまた上杉うえすぎ氏に招かれて越後えちごに行き滞留二年、文亀ぶんき二年に門弟宗長そうちょうを伴って関東へ出、川越に行き、箱根湯本ゆもとに到って旅に死んだ。年八十二。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
この庵の創始者の宗長そうちょうは、連歌は宗祇そうぎの弟子で禅は一休に学んだというが、連歌師としての方が有名である。
東海道五十三次 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
雨にけさ明日咲かん花も盛りかな 宗長そうちょう
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
又や鳴かん聞かず顔せば時鳥ほととぎす 宗長そうちょう
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)