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奏上
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そうじょう
ふりがな文庫
“
奏上
(
そうじょう
)” の例文
「
太史
(
たいし
)
(史官)の
奏上
(
そうじょう
)
によると、昨夜は
北斗
(
ほくと
)
七星が光りを
隠
(
かく
)
したということである。それは何の
祥
(
しょう
)
であろう。師にその禍いを
攘
(
はら
)
う術があるか」
中国怪奇小説集:05 酉陽雑爼(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
命
(
みこと
)
はこんなにして、お
道筋
(
みちすじ
)
の
賊
(
ぞく
)
どもをすっかり
平
(
たい
)
らげて、
大和
(
やまと
)
へおかえりになり、天皇にすべてをご
奏上
(
そうじょう
)
なさいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
その
状態
(
じょうたい
)
がどれ
位
(
ぐらい
)
つづいたかは
自分
(
じぶん
)
には
少
(
すこ
)
しも
判
(
わか
)
りませぬ。が、
不思議
(
ふしぎ
)
なことに、そうして
居
(
い
)
る
間
(
あいだ
)
、
現世
(
げんせ
)
の
人達
(
ひとたち
)
が
奏上
(
そうじょう
)
する
祝詞
(
のりと
)
が
手
(
て
)
に
取
(
と
)
るようにはっきりと
耳
(
みみ
)
に
響
(
ひび
)
いて
来
(
く
)
るのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「なにさま、
其許
(
そこ
)
の
奏上
(
そうじょう
)
を伺っておると、其許は時局を思い病む余り、ちと
気鬱
(
きうつ
)
の症にかかっておられるようだ……。いたずらに、病者の進言などは、
畏
(
おそ
)
れ
多
(
おお
)
い。むしろお耳わずらわしかろうぞ」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
建御雷神
(
たけみかずちのかみ
)
はそれでひとまず安心して、大空へ帰りのぼりました。そして
天照大神
(
あまてらすおおかみ
)
と
高皇産霊神
(
たかみむすびのかみ
)
に、すっかりこのことを、くわしく
奏上
(
そうじょう
)
いたしました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
▼ もっと見る
「天皇のみささぎをこわすためなら、ほかのものをやってはいけません。
私
(
わたし
)
が自分で行っておぼしめしどおりこわして来ます」とご
奏上
(
そうじょう
)
になりました。天皇は
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“奏上”の意味
《名詞》
奏上(そうじょう)
何かを天子に申し上げること。
(出典:Wiktionary)
“奏上(
上奏
)”の解説
上奏(じょうそう)とは、天子(皇帝・天皇)に意見・事情等を申し上げることである。奏上ともいう。
(出典:Wikipedia)
奏
常用漢字
小6
部首:⼤
9画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“奏”で始まる語句
奏
奏聞
奏鳴曲
奏請
奏楽
奏効
奏任
奏者
奏樂
奏功