“北斗”の読み方と例文
読み方割合
ほくと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酉陽雑俎いうやうざつそに、狐髑髏どくろいたゞ北斗ほくとはいし尾をうちて火を出すといへり。かの国はともあれ我がまさしく見しはしからず、そはしもにいふべし。
そして、正面の階段に、腰をおろして、白い北斗ほくとのまたたきを、無言で見つめながら、何ものかを心待ちに待ち構えているふうであった。
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太史たいし(史官)の奏上そうじょうによると、昨夜は北斗ほくと七星が光りをかくしたということである。それは何のしょうであろう。師にその禍いをはらう術があるか」