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笑止
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おか
ふりがな文庫
“
笑止
(
おか
)” の例文
自分の事を言うのは
笑止
(
おか
)
しいが、私は児供の時から余りアンビションというものがなかった。この点からいうとよほど馬鹿だった。
明治の文学の開拓者:――坪内逍遥――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
で、
貴方
(
あなた
)
はよい
時代
(
じだい
)
が
来
(
こ
)
ようと
済
(
すま
)
してもいられるでしょうが、いや、
私
(
わたくし
)
の
言
(
い
)
うことは
卑
(
いやし
)
いかも
知
(
し
)
れません、
笑止
(
おか
)
しければお
笑
(
わら
)
い
下
(
くだ
)
さい。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ゲンパラ
山巓
(
さんてん
)
の告別 私はそういう旧話を思い出して
笑止
(
おか
)
しく感じたです。こりゃごく近頃の話でまだ二十年はたたない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
まあ面白
笑止
(
おか
)
しく歌を謡い踊を跳りあるいは酒を飲み、常に得難い美食をするのが既に無上の楽しみなんで、その上に一層の楽しみを添えるのはこの辺の景色
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
とかく世間を茶にして
浮世
(
うきよ
)
三
分
(
ぶん
)
五厘と
脂下
(
やにさが
)
るテンと面白
笑止
(
おか
)
しき道楽
三昧
(
ざんまい
)
に堕したからである。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
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緑雨は
笑止
(
おか
)
しがって私に話したが、とうとう『おぼえ帳』の一節となった。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“笑止”の意味
《名詞》
笑止(しょうし)
(context、dated)大変なこと。困ること。
(context、dated)気の毒。
笑うべきこと。
(context、dated)恥ずかしいこと。
(出典:Wiktionary)
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“笑止”で始まる語句
笑止千万
笑止気
笑止千萬