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潵
ふりがな文庫
“潵”の読み方と例文
読み方
割合
しぶき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しぶき
(逆引き)
余
(
あま
)
りの
労働
(
はたらき
)
、
羽
(
はね
)
の
間
(
あひだ
)
に
垂々
(
たら/\
)
と、
汗
(
あせ
)
か、
潵
(
しぶき
)
か、
羽先
(
はさき
)
を
伝
(
つた
)
つて、
水
(
みづ
)
へぽた/\と
落
(
お
)
ちるのが、
血
(
ち
)
の
如
(
ごと
)
く
色
(
いろ
)
づいて
真赤
(
まつか
)
に
溢
(
あふ
)
れる。……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この紀事の七尾湾も
一手
(
ひとて
)
の風に
潵
(
しぶき
)
を飛ばす、霊山の威を思うとともに、いまも吹きしむ
思
(
おもい
)
がして、——大笹の
夜
(
よ
)
の宿に、ゾッと寒くなりました。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
窓
(
まど
)
に
手
(
て
)
をついてのびあがつて、づゝと
肩
(
かた
)
まで
出
(
だ
)
すと
潵
(
しぶき
)
がかゝつて、
眼
(
め
)
のふちがひやりとして、
冷
(
つめ
)
たい
風
(
かぜ
)
が
頬
(
ほゝ
)
を
撫
(
な
)
でた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
潵(しぶき)の例文をもっと
(9作品)
見る
潵
15画
“潵”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花