“組織”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そしき55.6%
そしよく14.8%
そしょく7.4%
システム7.4%
くみたて3.7%
しくみ3.7%
オルガニズム3.7%
コンスチチューション3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ孤獨こどく落魄らくばくこれが僕の運命うんめいだ。僕見たいなものが家庭を組織そしきしたら何うだらう。つまにはなげきをには悲しみをあたへるばかりだ。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
この標語は、多くの独立した州が、寄つてたかつて一政府を組織そしよくしてゐる合衆国の立場を語る「衆がふして一となる」といふ意味の言葉である。
今あんな真似まねをすれば一週間たないうちに大病人になるにきまっていますが、医者に聞いて見ると、戦争のときは身体からだ組織そしょくがしばらくの間に変って
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
スライディング・シェル、あるいはラグビー等の近代スポーツの内面のフォームならびに組織システムをもつものは、「衝動ある秩序」である。あるいは「秩序ある衝動」である。
スポーツの美的要素 (新字新仮名) / 中井正一(著)
汝わが陳ぶるまことにむかひて胸をひらき、而して知るべし、胎兒における腦の組織くみたて全く成り終るや否や 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
今日の中から想像をせるだけでも余りにつらい人間の仕業と社会の組織しくみであった。(三〇・一一・六)
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうした夢、こうした病的な夢は、いつも長く記憶に残って、攪乱かくらんされ興奮した人間の組織オルガニズムに、強烈な印象を与えるものである。
すなわち「国の組織コンスチチューション」を破るものであって、その人こそは、じつに非国民であるといえる。