“組立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くみたて60.0%
くみた40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はゞかれむかしいままつたうたつくされぬうたを、不順序ふじゆんじよに、不調和ふてうわ組立くみたてるのである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
絣になる部分をくくる時、単位を定め、その組立くみたてで模様を生むようにしてゆきます。いわば数理の法則で、いつも模様が出来上ってゆきます。そのため人間のあやまちが介入する余地がないのであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
……どれ、(樹の蔭にひとむら生茂おいしげりたるすすきの中より、組立くみたてに交叉こうさしたる三脚の竹を取出とりいだしてゑ、次に、其上そのうえまるき板を置き、卓子テエブルの如くす。)
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それから二人の飛行具組立くみたてが始まりました。隣合わせた作業場に、お互いに立て籠ったまま。
天保の飛行術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)