“たびあきんど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旅商人93.5%
旅行商人3.2%
行商人3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今にもう一人ここへ来て寝るそうじゃが、お前様と同国じゃの、若狭の者で塗物ぬりもの旅商人たびあきんど。いやこの男なぞは若いが感心に実体じっていい男。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たった一粒の丸薬で乞食から急に旅行商人たびあきんどに変った姿を見ている太郎さんを見ながら、乞食の旅行商人たびあきんどはニッコリ笑いました。
若返り薬 (新字新仮名) / 夢野久作海若藍平(著)
二粒目の丸薬で旅行商人たびあきんどから若紳士の姿にかわった乞食は、いよいよ驚いている太郎さんの顔を見て面白そうに笑いながら、又お話しを続けました。
若返り薬 (新字新仮名) / 夢野久作海若藍平(著)
私はある時、一人の行商人たびあきんどから、こういう話を聞きました。その行商人は、十勝とかちの高原のあるところで、夕方、道にき暮れてしまいました。
(新字新仮名) / 久米正雄(著)