“十勝”の読み方と例文
読み方割合
とかち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
來月一日から、また、今度は通常道會が招集されるので、十勝とかちから出て來るあの議員を捉へて、いよ/\泣きついて見ようかとも思うてを
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
汽車は西へ西へと走って、日の夕暮ゆうぐれ十勝とかち国境こっきょう白茅はくぼうの山を石狩いしかりの方へとのぼった。此処の眺望ながめは全国の線路にほとんど無比である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
私はある時、一人の行商人たびあきんどから、こういう話を聞きました。その行商人は、十勝とかちの高原のあるところで、夕方、道にき暮れてしまいました。
(新字新仮名) / 久米正雄(著)