“たびあきうど”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅商人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞ往交ゆきか人々ひと/″\は、みな名所繪めいしよゑ風情ふぜいがあつて、なかにはねぐら立迷たちまよ旅商人たびあきうどさまえた。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わか世捨人よすてびとな、これ、坊さまも沢山たんとあるではないかいの、まだ/\、死んだ者に信女しんにょや、大姉だいし居士こじなぞいうて、名をつけるならいでござらうが、何で又、其の旅商人たびあきうど婦人おんな懸想けそうしたことを
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
五六本樹立こだちのあるのを目当に、一軒家へ辿たどり着いて、台所口から、用を聞きながら、旅に難渋なんじゅうの次第を話して、一晩泊めてもらふとね、快く宿をしてくれて、うしてうして行暮れた旅商人たびあきうど如きを
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)